雲取山登山 雲取山荘泊 二日目。下りは鴨沢ルート

朝4:30に起床!

ちょっとガスっていて、ミステリアスな朝です。


顔を洗い、ちょっと外でのんびりしたら5:00から朝ごはん。

鮭定食でご飯を二杯。
体が落ち着いたのか、昨夜よりもお腹が空いていました。

山頂で日の出を拝もうという方は、朝ごはんをおにぎりにしてくれたり、
前日に行っておけば、おにぎりをお昼のお弁当にと作ってくれるようです。

軽くストレッチをし、6:00前に出発!


サンキュー、雲取山荘!

下りは鴨沢ルートで奥多摩方面へ降ります。
昨日登ってきた方の話では、登り6時間程だったとか。

山荘で小耳に挟んだところ、「6時にでれば10時のバスにラクショーラクショー」
的な会話が聞こえたので、下りですし案外早くつくのかもしれません。
バスは、10:20頃の次だと12時台なので、その頃までに付きたいところです。

とまれ、まずは下る前に山頂へ!
ミスト漂う、もののけ姫的風景を進んでゆきます。


山頂付近なので、勾配はそれなりに。
ですが、20分もしない内に急に景色が開けます。



山頂到着ー! 
ガスっていましたが、晴れた日には富士山が見えるとか。


山荘からほど近く、出る時間もみな近いので下山組みんなで記念撮影会です。
これだけ近いなら、山荘についてから山頂で夕日を拝む、なんて事もできたかもしれませんね。

さて、鴨沢ルートを下ります!
鴨沢ルートは歩きやすそう。暫くはなだからな道が続きます。



さらば、雲取山!




振り返って見ても、昨日の三峰ルートが嘘のようななだらかな道が続きます。
右手に山々を見下ろし、 大変気持ちのいい道です。


この辺りは平坦なこともあり、幕営をしている方々がちらほらと。
幕営とは、テントを張って泊まることです。
山初心者の私にはハードル高いですが、楽しそうですね。
曰く、「アウトドアは道具が揃っていないほどおもしろい」 、とかw。


さて、わかるでしょうか。
”眼下に”他の山頂、そして雲が漂っています。
山と言えば見上げるものでしたから、新鮮な風景でした。



暫く歩くと霧がひき、遠く向こうには富士山が!



快適なルートですが、まだこんな急勾配もちらほら。
下りは息が切れることはありませんが、足への負担が大きく登りより辛い面もあります。



山頂付近は花がちらほらと咲いていました。
昨夜山荘でお会いしたおばさまによると、20年前の夏に登った時は花が咲き乱れるほどだったとか。
最近は鹿などは駆除の対象だそうで、もしかしたら花を食べてしまっているからかもしれません。

松ぼっくりはそこら中におり、記念に持って帰りたくなってしまいますが、
野生の動植物を採取してはなりませんね。



暫く歩くと、何やら見えてきました。



正体はヘリポート。救難など危急の折に使用されるのでしょう。
当然、この辺りは幕営禁止となっております。



一時間半程も歩くと、高原じみた風景がおわり森のなかへ入ってゆきます。
山頂から、いかにも鹿がでそうな風景でしたが、残念!



大雨で崩れた跡とも見られる場所もちらほら。
よく整備されているようで、歩くのに問題はありません。


野生動物を諦めた頃、「ホエッホエッ」 と怪しい鳴き声が?!

なんと、野生の猿がおりました。
動きたるやまさに猿の如く素早く、写真に収めることは出来ませんでしたが、
待望の野生動物に会うことも出来ました。

歩いて、2時間ほどでバス停の案内板。
思ったより早く着いちゃうなーコレは(フラグ)。

昨日買ったどら焼きを食べ、小休止。



8時を過ぎ、登山口も近いのか続々と上りの方々とすれ違います。
なかには小学校の遠足?合宿?と思しき10名ほどの一団も。
がんばれ~、とエールとともに見送ります。

また暫くゆくと、眼下に道路が見えてきます。
もうすぐだーと、ちょっと気力回復。
バスの時間も近いので、急げ急げ!

これから登る山ガール!
当然、私より格上でしょうね……ガンバレー(心のなかで)


ここがちょうど10時でしたので、出発4時間とちょっと。
バスは10:30前なので、なんとか間に合いそうです。

と、思いきや! そこから地味に長い!
アスファルトの道路を下るのは土の上を歩くよりずっと辛く、森を抜けて太陽も照りつけてきます。
地味に心を折りに来とるな……。

突発で今回の予定を組んだこともあり、実は正確なバスの出発時間を知りませんでした!
もうダメだろうなこれは……、とは思いつつダムを横目に歩を進めます。



そしてついに、バス停着!
作詞に来たはずにゃー!? もとい、やっとついたニャー、と猫のお出迎え。


ここで、10:28。
ダメだこりゃ~と思いつつバス停に立つと、食事処から登山姿のおじいさん二人がでて来られました。
なんと、ちょうどバスが出るところのよう。
5分と待たずにバスが着き、無事帰路へつくことが出来ました。

というわけで、バス停まで4時間半ほど。途中休憩10分程度。
朝6時に出発はギリギリかもしれません。

私は左膝があまり良くないため特に下りに弱いので、健康ボディの方なら宿で小耳に挟んだ通り4時間で楽勝なのかも? どうなんでしょう。
話をされてた方が、相当なおマッスル様であった説を推したいですがw

なんにせよ、時間に余裕を持って山頂を発たれることをおすすめします。
先に書いた通りバス停横には食事処があるようですので、10時のバスを逃しそうならゆっくり下りてお昼ごはんを食べてから帰路につかれるのも良いでしょう。
バス停前にはダムが広がっているので、散歩してみるのもいいかも。

バスではおじいさん二人組のお話を伺う。
バス停に到着した顛末を話すと、「わかっててあの時間に来たんじゃなかったのかww」
と笑われてしましましたw。

お一人は結構な山男で、関東近圏のオススメ山を幾つか教えてもらいました。
大山とかいいそうです。
せっかく装備もそれなりに買い揃えたのに1回山に登って終わりじゃもったいない。
旅行リストにメモっておきます。


40分ほどバスに揺られ、奥多摩駅着。
近くに温泉が湧いているそうなので、入っていけばよかったかなー。



これにて、突発雲取山登山、ジ・エンド!
無計画でしたが、無事帰ってこれてよかった。

皆さん旅行、特に登山は計画的にね!


P.S.
普段、酒はやらず味もわからない私ですが。
帰って落ち着いてから飲むビールがうまかったのなんの! 

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