オリジナル Tシャツの作り方!


今回、World of Warcraftのオフ会に参加してきました。

顔を知らない方が殆どでしたので、スムーズに合流すべく名前(キャラクター)入りの、オリジナルTシャツを作ってみました。
郵送などでデータ入稿する方法もあるようですが、今回は最も簡単なwebアプリ上での発注です。
ショップサイトのwebアプリに画像をアップロードし、プリントしてもらいます。

一枚から、5000円程で作成できます。(全領域、前後にプリントの場合)
発注から10日程で届くようです。
ベーツのTシャツは現在ホワイトのみの扱いでしたが、アップロードする画像データの背景に色を付ければOKです。



今回利用したショップはコチラ↓
http://originalprint.jp/tshirts

オリジナルシャツを作れるショップは数あるようですが、Tシャツ全体にプリントできるショップはあまりないようでした。
目立つコチラのオールオーバーTシャツがオススメです。

必要なもの
① 素材画像

② ①を加工・レイアウトするためのグラフィックエディタ

③ アップロード用入稿データ

①素材画像

おおまかにレイアウトを考えたら、必要な素材画像を集めます。
ショップのサイトによりますと画像解像度は、200dpiを推奨しています。
シャツが上から下まで1メートルとすると、およそ8000pixel相当でしょうか。

かなり大きい画像サイズですね。
ですが、そも布にプリントするという性質上、ディティールは多少失われます。
できるだけ大きい画像を用意する、というくらいでOKです。

Tシャツの範囲全体を占める素材の解像度が低い場合。
拡大されてTシャツにプリントされることになるのでボケてプリントされるかもしれません。
こればっかりは、作ってみないとわかりませんね。

WoWの場合は簡単に高解像度の画像が入手できるので、この点はかなり有利です(後述)。


②グラフィックエディタ

画像を加工・レイアウトするためのソフトです。
有料のグラフィックエディタを持っているなら最高ですが、フリーのソフトでも十分です。
レイヤー・透過画像が扱えるとレイアウト作業に便利です。
PSDか透過PNGで画像を出力できる機能があればモアベターです。。
いまどきのグラフィックエディタであれば、何を選んでも可能だと思います。

↓Gizmodoより。
さらばPhotoshop! かわりになるフリー画像エディタ5選

③アップロード用入稿データ

加工した画像を出力し、ショップのwebアプリにアップロードします。
出力の形式はショップに寄って異なるので、ショップの注意書きに従います。



さて、以下今回行った作業の実際です。


素材集め

おおまかにレイアウトを考えたら、必要な素材画像を集めます。
Googleの画像検索の検索オプションで「画像サイズ 大」にして、できるだけ高解像度の画像を使いましょう。

文字を入れる場合は、オサレなfontを探すのもいいでしょう。
意図的でない限り、MS ゴシックや明朝は避けましょう。パッとしないfontです。
fontはフリーで数多く配布されているものから拝借出来ます。
オサレ過ぎるとパッと読めないfontもありますので、見やすさも考慮しましょう。http://www.fontspace.com

背景に置くテクスチャなども必要ならフリーの配布元から探します。
但し、先述したように画像の細かいディティールは失われやすいので、加工時には覚えておきましょう。
http://www.textureking.com/

WoWの場合は、WoW Model Viewerを使うと、簡単に高解像度の画像データが得られます。

WoW Model Viewer
WoW Model Viewerはゲームに使われているWoWフォルダから直接モデリングファイルを引っ張ってきて参照できるソフトです。
当然、WoWがインストールされていないと使えません。
ゲーム内のアクションを取らせることができ、回転・拡縮・スローモーションや一時停止も可能です。
なお、WoWフォルダ内のゲームファイルを使うので、WoWと同時には起動できないようです。

起動したら、Character > Import Armory Characterを選択します。
公式Armoryから自分のページのURLを取得し入力すると、モデルがloadされます。

さらにモデルリストからMountや背景など多くのモデルが引き出せるようですので、使いこなせばかなり色々出来そうです。
今回はキャラクター画像のみ抽出します。

グラフィックエディタでキャラクタ―画像を楽かつ綺麗に切り出すため、背景色を設定します。 View > background color。

背景色は抽出したい画像と干渉しない、離れた色相を選択します。
一般的に高彩度の、緑・青・紫などが使われます。(肌色と干渉しないため)



これだ!というポージングが決まったら、画像として出力します。
File > Save Sized Screenshot。

出力画像のサイズを入力します。
この後、グラフィクエディタで加工するので大きめに出力しておくと良いです。
大きさはPCの処理速度と相談しましょう。
縦横比を維持するため、Lock Aspectには必ずチェックします。
外してうかつなサイズを入力すると、画像が縦にのびてしまったりします。



画像の加工・レイアウト

抽出した画像をグラフィックエディタに読み込み、加工・レイアウトします。

素材を切り抜く場合は、手動で選択範囲を作成するか、色域指定で特定色を選択するなどがあります。

今回は、WoW Model Viewerで出力した画像の背景色を取り去ることで、画像を切り抜きます。
色域指定による選択範囲の抽出機能で、特定の色域(今回はWoW Model Viewerで設定した背景色)を選択。そのエリアを削除します。


これで綺麗に画像が切り出せましたね。

次に、Tシャツへの仮レイアウトを、グラフィックエディタ上で行います。
ショップのwebアプリは、Tシャツ枠にアップロードした画像をはめ込む形式になっています。
このTシャツ枠をガイドにレイアウトしたいので、webアプリのレイアウト画面のスクリーンショットを撮ります。
グラフィックエディタに別レイヤーとして取り込み作業します。

*前面のレイアウト


webアプリにも同様の注意事項が書いてありますが、レイアウト時の注意点を。

まずいちばん外側の紫の部分。
ここはTシャツ範囲外で、プリント時に位置ずれが発生した場合のセーフティーマージンです。
プリント時には数mm程度の位置ずれが発生する可能性がありますが、紫の範囲に何もないとズレた分、真っ白になってしまう場合があります。
ですので、webアプリ上では紫のエリアにはみ出すように画像を配置します。
最終的にはみ出したまま発注してOKです。余った部分は自動で削除されます。

次いで、一つ内側の黒いアウトライン。
これはTシャツ自体の形です。

最後に一番内側の青いライン。
これは、Tシャツ内部のセーフティーマージンです。
重要な要素は、この青線内に収まるようにレイアウトします。
外側のセーフティーマージンと同じく、プリント時の位置ずれによって重要な要素が見えなくなってしまうことを避けるためです。
外側に近いエリアは着た時に体の側面に回りこむため、見えづらくなります。
文字や重要な要素などは、なるべくTシャツ中央寄りに配置します。

グラフィックエディタでのレイアウトが終了したら、色調やコントラストの調整をします。
グラデーションなどの微妙なディティールは失われる可能性があるので、コントラスト高めに補正するといいかもしれません。



画像が完成したら、webアプリにアップロードする用の画像を出力します。
レイヤ構造はwebアプリ上では機能しないので、全てのレイヤは統合します。
特殊レイヤーを含む、あるいはレイヤーが多いと?webアプリへのアップロード時にエラーが出るようです。

画像はTシャツ型に切り抜く必要はありません。

Webアプリ上で細かい位置調整をするのに、範囲外の部分があったほうが楽です。

*今回使った出力画像


背面にもプリントする場合は、同様にTシャツ背面の画像も作成・出力します。


Webアプリ上にアップロード

ショップのWebアプリに飛び、マイピクチャから作成した画像をアップロードします。
最終位置調整 をして、発注します。




改めて書き出してみると、結構めんどいですねw
でも届いたものは綺麗に出来ていたので、満足でした。 Off会に是非!?
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