DVDなどのパッケージ売りされているコンテンツ・有料放送のアップロードを規制するのは、当然だろう。
TVで一度流したきりになっている映像コンテンツもTV局は規制しているだろうが、これもまぁ心情的にはわかる。只、局はコンテンツをバンクしていつでも（つまり後からでも）視聴できるようにするべきか。
だがファンアートまで規制するのはどういうことだろう。
ファンアートによってコンテンツの価値が下がると思っているのか。あるいは娯楽が多様化して売上が下がる事に質の悪い抵抗をしているのか。
コンテンツの唯一の発信者でいたいという旧態然とした思考なんだろうか？。
ただ、2chのスレを見ていておもしろかったのが、「MADも元は有料コンテンツなんだから、それを使って勝手に金儲けしてはいかんだろう」、というようなもの。
完全にユーザーサイドの視点しかなかったので、これは気付かされた。
コンテンツ発信者とニコニコ動画運営の構図だとMAD動画さえ、資本を投入したコンテンツを無断で使って、ニコニコは金儲けしている。となるわけだ。
権利団体はなるほどMADを削除対象にすることを求めたが、ファンアートにNO!と言っているというよりはニコニコに言っているわけだ。
ipodが成功した（あるいは売れるモデルを提示できた）理由として、自らが音楽コンテンツを持たない、というのがあったろう。
動画サイトはどうなるか。映像業界側が纏まって一つのプランを打ち出すか。少なくとも局ごとにやっていたのでは、不便だから多くのユーザーにとっては魅力的ではない。やはり、ニコニコ動画やYoutubeの様な自社コンテンツを持たないタイプが成功するか。
ニコニコはコンテンツがオタク向けばかりであるとか、それなりに問題点もあるけどコメント機能は他にない秀逸なものなので、頑張ってほしい。なによりMade in JAPANであるし。
今の技術と日本のインフラを考えると、動画はネットで配信されるのが最も最適化された状態だと思える。
日本政府も地デジなんかやっていないで、こちらの調停とインフラ整備をお願いしたい。
地デジより安く済みますよ。たぶん。
ニコニコ葬儀会場……orz
「ニコニコ動画」でMADも削除 ドワンゴが権利者に申し入れ
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